石の問題は、畑の表面だけにあるとは限らない。
耕すたびに石が出る。石拾いに時間がかかる。根が深く伸びにくい。こうした悩みの原因が、作物を育てる土の下に残る大きな石にあることがあります。
農地造成では、基盤を整え、その上に作物を育てる「作土層」を敷きます。この作土層の下にある基盤層に大きな石が残っていると、深耕で石が上がってきたり、根の伸びを妨げたりする場合があります。
基盤層に直接手を入れられる、覆土前の工程。
南開建設が大切にしているのは、基盤を整えた後、作土層を敷く前に、ストーンクラッシャーで基盤層の上部を破砕することです。大型トラクターの後方に装着した機械で石をその場で細かく砕き、破砕状態と仕上がりを確認してから覆土します。

基盤を整える
作土層を敷く前の状態へ。
基盤層の石を砕く
対象の層に直接施工。
確認し、覆土する
仕上がりを確かめて次へ。
基盤層が露出している段階なら、対象の層へ機械を直接入れられます。完成後に同じ施工をしようとすると、上の作土層を取り除くなど、大きな手間が必要になります。
深く耕しても、大きな石が上がりにくい畑へ。
将来の深耕で触れる範囲を見据えて、大きな石をあらかじめ細かく砕いておく。石拾いの重労働や、農機の刃などにかかる負担を減らすことを目指す考え方です。
施工する深さは、将来の耕し方も踏まえて検討します。石の量や硬さに応じて速度や深さを調整し、砕け具合を確認しながら進めます。
水を蓄え、根が伸びる環境を考える。
基盤層の大きな石を細かく砕き、土と混ざり合う層に整える。根が伸びる空間や水を保持する土の層を広げ、干ばつに備えることも、この施工で目指していることです。
保水性や根の伸び方への効果は、土質・排水・破砕状態・作物によって異なります。現地の条件と営農計画に合わせて施工内容を検討します。
完成した日の先に、何年も続く農業がある。
破砕した基盤層は、作土層を敷けば見えなくなります。それでも、その仕事が目指すのは、畑を使う人の負担を減らし、作物が育つ環境を整えること。
土をかぶせる前に、土の下まで考える。それが、南開建設が基盤層への施工を大切にする理由です。
石を砕く仕組みを3Dと動画で見る ↗